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会社辞めました。最後の秋休みを楽しみます。

【新卒入社】会計事務所ってどうなの?【体験談】

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会計事務所を辞めて、約2ヶ月が経ちました。そろそろ、務めていた会計事務所について書いても問題ないでしょう。

僕の務めていた会計事務所は社員が10人程度の小さい会計事務所だったのですが、会計業界ではこのぐらいの規模の事務所が多いらしく、必然的にワンマン経営となってきます。ワンマン経営全てがそうなるとは言い難いですが、基本的に所長のやりたい放題、周りは振り回され放題です。

今回は僕が新卒で入った会計事務所のあれこれについて書いていきたいと思います。これから会計事務所に勤めようとお考えの方の参考になればと思います。なお会計事務所と言ってはいますが、税理士事務所のお話となります。会計事務所と書いた方が一般的な気がしたのでそちらを使っております。

仕事はかなり個人プレー

基本的に会計事務所の仕事は個人プレーとなります。

仕事内容は、ざっくり言ってしまうと「自分に与えられた担当の会社に月1程度で訪問をし、会計ソフトを利用して会計をチェック、税務のことなどをアドバイスする」という事をやるのですが、これを基本的に1人でやる事になります。

先輩や上司は、基本的に相談した時ぐらいしか関わりません

えっ!じゃあ人間関係が気薄だから働きやすくない?

・・・と思うでしょ?

わからない事は、全部自分で調べないといけない

会計業務は「自分で考えて、調べる」事が重要となってきます。

なぜなら会計(税務)の答えは一つだけでは無く、会社の状況によってはいくつもパターンがあり、その中から有利なものを選ばないといけない事が多く、担当している本人でしかわからない事が多々あるためです。

なので、先輩や上司からすれば「そんな事俺に聞かれてもわかんねーよ!その会社の状況よく知っているのお前だろ?」となってしまうのです。

自分で解決しろ!というのがスタンスなので右も左もわからない新人はアタフタします

それはキツイな〜

税金関係の事なんてお金が絡んでくるから、慎重に答えを出さないといけないのでかなり大変です。もし間違えてたらお客さんの怒り具合が半端ないし・・・。

なので先輩や常識に相談する時は、もう既に答えが決まっていてこれで進めても問題ないかを聞く時ぐらいでしょうか。

誰も手助け出来ない

しかし、決して先輩や上司も意地悪をしているのでは無いのです。

先輩や上司も自分の仕事で手一杯なので、他の人の仕事まで手伝う余裕が無いのです。

うわっ、それ最悪のパターンだ!

それに、新人が悩む問題なんて、上司からすれば「なんでそんな事で悩んでいるの?すぐ調べればわかる事じゃん」レベルらしいのですが、新人は根本的にわかっていないので、自力で答えを見つけてくれないと永遠に問題は解決出来ないのを上司たちは知っているのです。だって自分もそうやって成長をしてきたのですから。

自分で調べて考える癖がある人は会計事務所は向いているかもしれません。逆に、なんでも人に教えてもらわないと不安・・・という人は絶対にやめておいた方がいいです。

残業はかなり多め!もちろんサービス残業!

一番気になるところだと思います。

残業は人によってなのですが、月40時間〜120時間ぐらいですね。さらに繁忙期だったりすると、もっと残業は増加します。

まず、お客さんのところに訪問をして会計チェックをするだけで半日は時間が取られます。さらに、お客さんから質問を受けて、その場で解決出来なかった場合には事務所に持ち帰って調べるわけなのですが、これで2〜3時間は取られます。そして、その間に決算業務次行くお客さんの会計状況の復習・確認などもやらなければいけないのですから、どうしても定時では帰れません。

どうしても物理的な時間量が足りないのです。

お客さんに頼まれた、従業員の残業代を計算する仕事を残業してやっていた時は笑ったな〜

笑ってる場合じゃないぞ・・・

残業代については完全に何それおいしいの?状態です。所長の言い分だと「仕事が終われば早く帰っても良いよ〜、仕事さえ終わればね〜」との事です。

キャリアがアップしていけばいくほど、担当は増えるわけですが、その分残業時間もぐぐんとアップします。給与は対して変わらないのに・・・

所長はやりたい放題!

うちの事務所で、一番仕事をしている上司の年収が800万円ほどなのですが(推定月残業時間120時間over)、所長大先生の年収は1500万円です。

かなり貰ってるね・・・

所長は基本的に担当を持っておらず、色んな会社に顔を出せる状態にして、常に会社や従業員に指示が出せるようにしているのですが、所長が基本的にやっている事は

ゴルフ、接待旅行、歯医者さん、海外支部へ視察(遊び)、飲み、政治家のイベントに行くが多かったですね。メンドくさい仕事は全部従業員に押し付けでした。

特に、経費なんて酷いもので、一晩で120万円をキャバラクラで使って、それを経費にして清算してますからね。羨ましい限りです。

あー、なんか思い出したらイライラしてきた・・・

所長の話はこの辺にしておこう!

これから会計事務所に入ろうと思っている方へ

特にこれから新卒で就職の方へ、もし「簿記が思ったより楽しかったから会計事務所入ってみようかな〜」ぐらいで就職を考えている方がいましたら、とりあえず下のチェックリストを確認していただきたい。そしてそれを踏まえてもう一度考えて欲しい。

会計事務所に向いている人チェック

将来、絶対に税理士になって独立するつもりだ

勉強も出来る上に、お金も貰えるなんて素晴らしいと思う

プライベートは全て捨てて、仕事と勉強に打ち込む覚悟だ

勉強が全く苦にならない

ちょっと大げさな・・・」と思う方もいると思いますが、マジで上のチェックリストぐらいの意思を持っていないと会計事務所はキツイです

特に、「税理士になってやる!」という強いモチベーションがないと会計事務所での理不尽な扱いに耐えられません。税理士にはならないで会計事務所で働くのは正直言って割りに合わないし、理不尽さを感じてくるはずです。「今は修行中だから・・・」という考えがあって初めて会計事務所にまともに勤められるのです。

僕は耐えられなくて辞めた

軽い気持ちで会計業界に足を踏み入れた僕でしたが、この世界は思ったよりも異質でした。というか、合わない人にはとことん合わない世界だと実感しました

石の上にも三年・・・という言葉がある通り、なんとか3年は耐えてきましたが、給与は下がり、仕事量は増え、何のために働いているのかわからなくなってきた頃に所長からの理不尽な仕事の割り振りを食らった時には、正直メンタルがボロボロでした。

お金が良ければ「お金のためだから・・・」と頑張れたかもしれないし、仕事内容に自分が満足していれば「面白い、やりがいがあるから・・・」と踏ん張れたかもしれません。ただ、どんどんどんどん会計への興味が薄れていき、僕は所長の私腹を肥やすコマでしかないのかなと考え始めてからは、退職までもう一瞬でした。

人には向き、不向きは絶対あります。それを無理して「頑張ればいつかは・・・」と信じて突き進んでいくのはちょっと危険かもしれません。やはり生きている以上、仕事が人生の大半を占めるわけですから「自分に合ってる」と思える職に就くべきだと実感しました。

最後に、誤解しないでいただきたいのは、「税理士という仕事は素晴らしい職であり、そのあり方を否定するものではない」という事です。向いている人にはとても面白い仕事だと思います。

いやー、しかし僕の入社した会計事務所はブラック事務所だったけど、ホワイト事務所だったら違う結果になっていたのかな?とも思ってしまいます。

会計事務所に入社しようと思っている方は、自分のことを一度客観的に見て決めることを強くお勧めします。

ではっ!